こんにちは!!関西で美容ディーラーをしている梅田美容商事㈱の長谷川です。
うちの会社では今まで美容師さん向けにたくさんセミナーをしてきたけど、今回は全く他業種のスペシャルゲストをお呼びしたんですよね。
その名も「伝説の試食販売員」!!
伝説って言葉を聞くと「ドラクエ」を想像しちゃってテンション上がりますね!
僕だけかな?(笑)
16年間で2800万人の接客をしてきた接客のプロの方です。
こういう人のお話ってなかなか聞けんよね。だから今回はかなーり貴重なセミナーでした。
今回セミナーを企画してみて、やっぱりそういうところアンテナ張ってる人は早いなって思いました。
すぐに申し込みが入るし、何なら遠くは千葉県からもTwitter経由で申し込んでくださったかたがいました。これは正直めちゃくちゃ嬉しかった~!!
講師のちかねぇさん、これだけの接客量をこなしてきた人の経験値ってすごいですよね。
美容の仕事だけにのめりこんでいると絶対出会えなかったご縁です。
そんなご縁で実現できた「接客セミナー」について、今回はお話したいなと思います。
経験から感じるお客さんの変化。たくさん現場に立っていた人の話は面白い!
今回、セミナーで登壇してくれたのは、第一フードビジュアル企画の上野千賀子さん(通称ちかねぇ)。
1日5000人、16年で延べ2800万人の方を接客してきた接客のプロです。
2800万人っていったら東京、大阪、愛知の人口分ですからね!
すごい数でしょ!!
テレビに出演されたときに、「伝説の試食販売員」って紹介されたそうで、そこからその通り名が有名になっているんだとか。
人から伝説って呼ばれるってすごすぎやんね。
伝説の美容ディーラーって呼ばれたいもん!!いや、伝説の写真家のほうがいいかな?
セミナー内容は、「心理的な壁をなくす接客術の心得」というタイトルでお話してくれたんですが、さすが、それだけの経験を積んでいる人の話!
人の分析力がすごいんですよね。
お客さんがだいたい2015年ぐらいから変化し始めたお話や、こんな時代だからこそどんな人が好かれるのか。
タイプ別お客様の対処法なんて現場にたくさん立っているからこそできるお話で、ほんと面白かったな。
リアルからくる分析は共感するところだらけだった。
タイプ別の対応や人って初対面ではFかAどちらかに分かれるんだよというお話なんかは、聞いていて共感しかなかったんですよね。
なぜか昔ラウンドワンでバイトしてた時のことを思い出しながら聞いていました。
「あ~あるある。わかるわ~。確かにそう。そういうことあったわ。」
きっと接客業でもある美容師さんも同じようにうなずきながら聞いていたんじゃないかな?
そのうえで今は、どういう関係が求められるのか?
これですよ、これ!
ガツガツしない!ゆるい関係性。落ち着く距離感。
これってね、ものすごく大切な心理をついてると思ったんですよね。
だって、美容室失客した人だってそうですよ。
もう2度といけないような関係ではなく、またふらっと寄れる関係ってことでしょ?
この「私は歓迎されている感」「気になって思い出してまた気軽によってくれる距離感」
理想じゃないですか?
すごいなぁ。やっぱりこういう空気感が大事なんやなぁって思いますよね。
結局1番大切にしないといけないところはここなんだなって気づかされます。
とりあえず三ツ星のラーメン屋さんに足を運ぶとわかると思う。
話の中で
「三ツ星のお店と1つ星のお店の大きな違いは何でしょうか?」
というお話があったんですけど、そのお話も興味深かったです。
簡単にいうと、違いは「こだわり」ではないということなんですよね。
三ツ星のほうがええもん使ってるとかそういうんじゃない。
結局1番違うのは「接客」。
実際足運んでみるとよくわかるよっていうお話でした。
こだわりはウリにはならないんですよね。
親しみやすさ、気遣い、そういうものがベースにあって、いやらしさを感じさせないプロのこだわりを感じる空間。
それが魅力なんだろうな。
そういえば、ちかねぇだってすごい人やのに全然威圧的は感じないし、気さくでフレンドリーで親しみやすいです。
テクニックうんうんではなく、それ以上に「人柄」。
にじみ出る人の好さや、相手に喜んでもらいたい。良くしたい。
打算的な部分がない人の好さが魅力になるんだろうなってめちゃくちゃ思います。
そして、セミナーのなかであがっていたこの話!
これ、美容師さんの場合は「鏡」があるので、めちゃくちゃ見られてますよね、こういうところ。
僕も実際気になって嫌な気分になったことありありですもん。
わかるなぁ、こういうところの不快感は…。
別に安い店なら我慢するけどね。
それなりの値段なら二度と行かんよね。
試食販売で仕事をしているスーパーでもここのクレームってよくあるそうです。
気を引き締めたいですよね。
そして、セミナーの最後には、美容師さんからのリアルな質問もあって嬉しかったんですよ。
セミナー主催者としては、「質問が出る」ってめちゃくちゃ嬉しいことなんですよね。
しっかり聞いて自分の中で消化しようとしてくれているのがわかるんですよね。
今回も、リアルにほんとに悩んでいるんだろうなっていう質問がありました。
ちかねぇはさすがですよね。そういう質問に対しても
「ん~どうだろう…。」ではなく
「あ、そういう場合はこうするんですよ。」「それはこう思えばいいんですよ。」
めっちゃスパっと回答してくれていました。
こんなにはっきり答えてくれると、聞いてる僕も気持ちええやんか。
たくさんいろんな経験をしている人の言葉は違うなってほんと思います。
挨拶の抑揚の練習も参加者さんみんなマイクをオンにして練習してくれるし、当ててもしっかり答えてくれるし、前向きに受けてくれている方ばかりでほんと嬉しかったです。
最後に、「楽しく最後まで受けさせていただきました。」とおっしゃってくれた方もいて、ほんとこのセミナーをちかねぇに依頼してよかったなって思いました!!
こういうセミナーって話聞いたときに2通りのとらえ方があると思うんですよね。
「あ~はいはい。それならもうできてるし。」「あ~これ知ってる内容やな。」
となる場合っと、
「あ~やっぱりそこが大事なんや。」「自分はできているけど、改めてここは大切にしたいな。」
となる場合。とらえ方の違いですね。
どっちが伸びるか…そんなの言わずもがなですよね。
今回は初めて聞く新鮮な話も多かったと思うけど、後者の参加者さんがすごく多かった気がします。
嬉しい限り!!
美容師さんのために…そうやってセミナー内容を考えてくれた気持ちがただただ嬉しかった。
試食販売員と美容師。
完全に他業種ですよね。
セミナーをするってなっても同じではないから難しいと思います。
ちかねぇとセミナーの打ち合わせをしている時から思っていたんですけど、
- どうやったら役に立てるかな?
- どんな話がいいんかな?
- どんなことで悩んでいるんかな?
- どういう業界なのかな?
そういうことをすごくくみ取ってくれるんですよね。
美容室の軒数、今求められていること、これから必要になってくること…。
美容業界になぞらえて資料を作ってくれていて、正直感動しました。
しかも、うちの商品を例に出して商品のアプローチ方法まで教えて下さって、これにはマジで驚き。
そんなんしてくれると思ってなかったので、
「え~!!何このサプライズ!!」
って固まってしまいました。
しかもね、驚きなんですよ、ほんと!
商品のアプローチ方法がね、マジで的確。
美容師さんもきっと感心していたと思います。
伝説の試食販売員はきっと食品でなくても売れると思います。
美容室のシャンプーも絶対売れる。
だって提案の仕方聞いていて、これは売れる気がするなって思いましたもん。
取り上げてくれた商品の話なんか僕、ちかねぇにしたことなかったんですよ、ほんまに。
それやのに、どういうところがウリで何が人気なのかを知っている。
テレビ出演時にも、「徹底的に商品を調べる」と紹介されていたけど、ほんまやなと驚きました。
こんなうれしいことってないよね。
まとめ
今回はご縁でつながって、この人のお話は是非美容師さんにも聞いてほしいと思って実現したセミナーでした。
美容師さんだけじゃなくて、「接客」に関係のある仕事の人はみんな1度は聞いたほうがいいんじゃないかなって思える内容でした。
もちろん僕のような営業マンも含めてね。
形は違えど大切にしたい本質は同じ。
接客している人の数が違います。
経験値が違う。
そういう人の説得力のある話は絶対響くと思う。
しかも、コロナで仕事がゼロのなってからどうしたかというお話はすごく考えさせられると思う。
美容室は、まだ言うてもお客様来てくれているから焦っている人は少ないはず。
でも、コロナで仕事がゼロになってからのちかねぇの発信や活動を見ていたら、自分たちももっと動こうって奮い立たせられるんじゃないかな?
この人の話は業種問わずたくさんの人に聞いてほしいなって思いました!
※美容師さんはセミナー内容はアーカイブで見れるようにしているので、申し込んでなかったけど、やっぱ聞きたいっていう人は連絡くださいね~。
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