こんばんは。関西で美容ディーラーをしている長谷川(はせけん)です。
私はもう12年以上この美容業界で働いています。あっという間の12年です。
毎年1年1年が早くなっているような感覚がして怖いです(笑)
今まで、何度も美容師さんから売上に関する悩みの相談を受けてきました。
本当に皆さんいろんな工夫をして悩んでるし、私も自分の知る知識の中で精一杯答えたいなと
常に思って活動していました。
だって一生懸命頑張ってるのがわかるから喜ぶ顔が見たいし、力になりたいって思いますもんね。
有りがたいことに最近は美容業界だけじゃなく、いろんな方と交流する機会があります。
他業種の方とお話をしたり、お話を聞いたりしていると成功している人ってすごく共通点があるなとおもいました。
相手の「本音」を引き出している。
何もとっても難しいことをしているわけじゃない。
「今どうしたいの?」ではなく「本当はどうしたいの?」
そこを聴いている人が多いなって思います。
「聞く」というよりは「聴く」という感じかな。
寄り添って耳を傾ける姿勢がすごいなって思うんですよね。これはカウンセラーと言われる人が
している聴く姿勢なのかな?と思います。
1つの悩みに対して、そのままダイレクトに解決策を持っていくんじゃない。
- そもそもなんでそれで悩んでいるのか。
- その悩みはいつからあるのか。
- その悩みで一番困るのはどんな時か。
そういう細かい部分まで彫り下げて聞いていくのがうまい人が多いです。
まさに悩みの芯の部分、「本音」を引き出す力ですね。
人のことはわかるのに自分のことはわからないもの
人の悪いところはよくわかるのに、自分のことになるとあんまりわかってない。
これってあるあるですよね?
逆もしかりです。人のいいところは言えるのに自分のいいところは特にないよなって思っちゃう。
こういう人も多いですよね。
みんな自分のことってどんどんわからなくなっていっちゃうんですよね。
自分で自分がわからないなんておかしくて笑ってしまうかもしれないけど、
こうなっちゃうのは、心で思っていることと体で動いていることが一致していない人が多いからだそうです。
だから、「本音」っていうものに蓋をしすぎていて、自分迷子になるそうです。
私も自分迷子になってる時期がありましたし、なんなら今でも迷子になりそうになります。
それだけ人って無意識に「自分自身」に蓋をしてるのかもしれませんよね。
だから、その「本音」に気が付いたとき、人ってもやもやが晴れてスッキリして前を向けるんですよね。
迷子になっている自分ではなかなか「本音」にたどり着けません。だからそこを引き出すことが
上手い人は「この人いいなっ」てなるんですね。
本音を聴けるきっかけがたくさん用意されているところは居心地が良い
本音を言えたり、自分の本音に気づけたりするにはきっかけが必要ですよね。
普段はわからなかったり言えなかったりする本音。
それを吐き出すきっかけが多いところはやっぱり違うなって思います。
うちの会社でも「カウンセリングのセミナー」はいつも人気です。
マイクロスコープを使った診断をするところも最近はずいぶん増えました。
カウンセリングや診断など、「どうやったら…」という方法論に走りがちだけど、
すごく売上の高い人やお客様から支持されている人をみていると、これも1つのきっかけなんじゃないかなって思います。
それは「本音」を聴くきっかけですね
そのきっかけが多いところはお客様が自分が本当に悩んでいることを導き出すチャンスが多いんだと思います。
そして愛情をもって興味を持って聴いている。
あくまできっかけだといったのは、その方法をそのまま真似たら成功するかというと決してそうじゃないからなんですよね。
売上が高い人のお話を聞いていると、「やり方」ももちろん大事だけど「あり方」もすごく大事なんだろうなって実感します。
まずは「相手に愛情を注ぐこと」。そして「興味を持って接すること」。
この姿勢がすごいなという人が多いです。自分の営業活動と照らし合わせても恥ずかしくなる時があります。
ほんとすごいな。そこまで思えるんや…。そう思える人までいます。
自分ももっとっもっと愛情もって仕事したいな。
今きれいにしたいのか。それよりもこれからずっときれいでいてもらいたいのか。
これは似ているようで全然違いますよね。
その違いと大切さはある美容師さんが教えてくれました。
この方は、
「1番大事にしないといけないのは、どうやるかとかじゃなくて向き合う姿勢なんだよ」
とおっしゃっていました。
めちゃくちゃ深いですよね。もちろんとっさにメモリました(笑)
そういう人にはファンが付く。ファンが付くと店販も自然と売れる。
施されたら施しがえす!!恩返しで…
というわけではないけど、本当にすごいなっていう人は驚くほどに共通点が多いです。
そしてお客様に愛されてるんだなと感じる部分が多い。
それはお客様とのやり取りや、差し入れなどを見ているとよくわかります。
心理的な距離が近いです、ほんとに。
それはきっと本音を引き出して、そこに本音で答えてるからだろうなって思います。
本音と建て前っていうけど、建て前なんかないって感じですね。
だからつながりが深いんだろうな。
そうなるとお客様はファンになってますよね。
ファンになると、もう損得感情での判断はしないですよね。
店販に関しても努力しているというより、
「どれがいいんかな?」
「オススメある?」
「私に合うのどれかな?」
「あなたが言うんやったらもらっとくわ」
という商品のロープレなど度外視なレベルになってます。
なんでそうなるかっていうとなんとなくわかりますよね。
「本音」で向き合ってくれているのがわかるから、信頼してる証拠ですよね。
「本音」、きけてるのかな?
「本音」、ちゃんと聴けているかな?1度自問自答してみてもいいかもしれませんね。
今日どうしたいかの前になんでそうなりたいのか。
なりたいスタイルの前になぜそれになりたいのか。
毛先のダメージが気になるのなら、トリートメントを勧めるだけじゃなく、そのダメージの原因はなんなのか?毛先のダメージがあると何が1番嫌なのか?
すこーしだけ深く聴いていく。
「やり方」の前に「あり方」なんですね。
自分の営業活動も、自分のあり方を大事にしたいなって思います。
これはいろんな美容師さんとお話をする中で自分が感じた共通点です。
少しでも何かの参考になれば幸いです。
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