こんにちは。関西で美容ディーラーをしている梅田美容商事㈱の長谷川です。
2022年、いよいよはじまりましたー!!
初日の出を見に行こうとしていたのにカウントダウンの時にお酒を飲んでいて、計画性ゼロで始まった2022年!
超グータラなこの序章はいかにも人間臭くていいでしょ?
いいんですよ。
その時妻や子供らと楽しむ時間>初日の出
この構図だったといういうだけなんで、いたってシンプルでしょ?
さて、この正月の3ヶ日のちょうど間の日。
2日に家族みんなで集まったんですけどそこですごくいいなと思うことがあったので、書き留めておきたいなと思います。
自分や人に厳しくしてしまう人に読んでもらえたらいいな。
チョキにも勝てるパーに、僕はなりたい。
じゃんけん知らん人おらんよね?
だから1番わかりやすいじゃんけんで例えてみました。
グー>チョキ
チョキ>パー
パー>グー
でしょ?
反対はないよね?これって世界共通なのかな?急にめっちゃ気になってきた…どうしよ(笑)
(※ちなみに我慢できずに調べました。じゃんけんは世界共通なんだそうです。驚きーーーーっ!!)
この構図、パーはチョキには勝てません。チョキチョキ切られるからね。
でもね、僕は自分の母とおばあちゃんの関係を見ていて、チョキすらも包み込むパーになりたいなと思ったんですよね。
負かすのではなく包み込む強さを持つということ。
おばあちゃんは今年で90歳。
本当に昔はピリッとした空気をどこか醸し出すような強いおばあちゃんだったというイメージがありました。
それは、自分の母親ももちろん感じていて、自分の親なのに「厳しくて心が休まらない」。そういう関係だったのを子供ながらによく感じていました。
しっかりしている人にこんこんと言われると萎えますよね。
それが自分の身内なら尚更です。
わだかまりがあったのは知ってた。
でも、今回2日にみんなが集まった時は違ったんですよね。
僕はおばあちゃんの家に寄ってから実家に帰るつもりでした。
おばあちゃん、ほんと会えば会うほど髪真っ白になって猫背で小さくなっていくから驚くよね。
「めっちゃ見た目もばーちゃんになっていってるやんか。」
小学校の時は2世帯でずっと一緒に住んでいたので、こういう当たり前やんかと突っ込まれるようなことを思ってしまうんですよね。
あんなに背筋もピンとしていてハキハキ言葉を発していたのに、言葉も態度も丸くなっています。
母に今おばあちゃんの家に来たからこれからそっちに向かうと話すと、
「おばあちゃんがいいなら一緒に連れてきてくれへん?」と母からの提案。
はいはい、そんなんいいわって言うにきまっとうやん…と思いながらばーちゃんに話すと、
「乗せてってもらってもええかな?」
とまさかの返答。
こういう時頑なに断るイメージしかなかったのでこれにはちょっと驚きました。
車の中では途中洗車した時の金額を何回も聞いてくるおばあちゃん。
ちょっと痴呆がきているといわれたけど、もう慣れました。
そして、実家でみんなで集合して一緒にご飯。
もうね、この時の空気がね、なんとも言えんほどによかったんですよね。
おばあちゃんとわだかまりがあったけどずっと向き合ってきた母親。
とがったものも包み込むその優しさというか強さが実った瞬間を見たように思いました。
とがったものはやがて削れるものだから。
とがったものは摩耗してやがては丸くなりますよね。
ずっとずっと向き合ってきた母親。
身内だから、自分の親だから…そうやって向き合ってきたのを子供ながらに見てきたから、二人のやり取りを見ているとなんだか涙が出そうでした。
おばあちゃんは歳を取って本当に随分丸くなりました。
厳しさがなくなって、優しさが残ったようなイメージ。
ニコニコして、文句も言わずに「ありがとうね」という言葉をよく口にします。
自分の母がそんなおばあちゃんに対して、緊張もせず自然な形で会話をして同じ目線で話していました。
「あ~ず~っと抱えていたわだかまりが溶けたんだな」
と実感した瞬間。
写真に撮りたくて急いでカメラで撮りました。
人は変わるもの。
とがったものは丸くなる。
だからとがっていても、多少は痛くても包み込んであげよう。
ちゃんとそれは伝わるから。
きっと思いは通じるから。
そう思わずにはいられないシーンでした。
残された消せないメッセージ
みんながわいわいしている時に、おばあちゃんは何やらペンを持って書いてました。
あのボタン押すと消える黒板みたいなやつね!名前忘れたけどこの表現で伝わるでしょ?
最後それを見ずに実家を出ておばあちゃんを家に届けて帰ると、母からLINEが届いていました。
おばあちゃんが黒板にメッセージを残してくれていたとのこと。
これを見た時どれだけ嬉しかったんやろう?
こんなんもう消せなくなりますよね。
送られてきたLINEを見て、グッとこみあげてくるものがあって目頭が熱くなりました。
心を磨くとは角を取るということなのかな?ツヤッツヤにしたいよね。
磨くという行為は、ツヤや輝きに繋がりますよね。
ぼこぼこしたものものでもガラスでも最終的な結果は一緒です。
心を磨くという言葉が持つ意味は、もしかしたらとげとげしている角を取るということなのかな?
角を取ってどんどん心を丸くしていく。
それが「生きる」ってことなんかな?
「若いころはとがってた」なんて言葉があるけど、どうせなら「年とって丸くなった。」と言われたいですよね。
丸くなるどころかツヤッツヤになったとか、つるつるになったって言われたい(笑)
人と衝突しない。とげとげしない。とげとげしている人も包み込むぐらいの強さを持つ。
チョキをも包み込んで勝てるパーになる。
そんな人になろうと年始早々強く思った正月休みでした。
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