最近はやりの外国人風カラー。
赤みが消えて自分の髪じゃないみたいだったのに、数日で色が抜けた感じになった。
前赤っぽくしたときは結構きれいに染まったのにどうして?
そんな記憶がある方もいるんじゃないでしょうか?
これはヘアカラーの色の仕組みを理解するとわかってくるかもしれません。
赤系は色もちが良くて、青系は色もちが悪い
赤や紫といった色味に関しては、もともと色もちがいいです。
1度染めると結構長持ちします。
それに対して青や緑といった色味は取れやすい。
色味によってやはり違いがあるのは事実です。
最近流行りの外国人風カラーはどちらかというと青系。
だから色もちに関してはデリケートです。それがメーカーも美容師もわかっているから
「カラーシャンプー」という色味補充のシャンプーが販売されているんですね。
染料が染まる場所の違いが大きな理由
1番大きな理由はその染まる場所です。
カラー剤は「酸化重合」というものをしてじわじわ染まっていきます。
これは染料の小さな粒がじわじわとくっついて発色するという反応のことですね。
実は、この染料がくっつく速さは、
青・紫系はすぐに大きくなる。
赤・緑系はゆっくり大きくなる。
という違いがあります。
早くくっついて大きくなると、染料が髪の外側でとどまります。
逆にゆっくり大きくなると、染料が髪の内側まで入ります。
つまり
青・緑系=髪の外側に染まる=色が抜けやすい
赤・紫系=髪の内側に染まる=色が残りやすい
ということです。
青系は温度にも敏感
青系の色味は髪の外側に定着しています。
だから、髪の物理的なダメージには敏感です。
その最たるものが「アイロン熱」です。
アイロンの高い温度が当たると、色素が壊れて色味が抜けます。
美容師さんはこのことを「色が飛ぶ」という表現をされますが、本当に飛びます。
だから、青系のカラーをした人は、アイロンの温度は最低でも130℃以下に設定しましょう。
赤系はなかなかカラーチェンジしにくいと思ったほうが良い
逆に赤系のカラーは髪の芯まで染まっているので、なかなか色が抜けにくいです。
褪色(カラーが取れていくこと)が緩やかなのはカラーの特性上当たり前です。
その分、ヘアカラーを違う色味にしたいとなった時に大変です。
似たような暖色系の色味ならまだいいですが、寒色系のアッシュやシルバーにしたいとなった時は、恐らく美容師さんは冷や汗をかくと思います。
それだけ、赤系カラーは残りやすくてカラーチェンジが難しいと思ったほうがいいということですね。
逆にいうとその分色は長持ちすること間違いないです。
カラー長持ちの秘訣は日頃のデイリーケアがキモ
先程、アイロンのお話をしましたが、ヘアカラーのもちは髪の毛のダメージ度合いに影響されます。
だから、日頃の毎日のケアが1番肝心になってきます。
- 髪の毛と同じ弱酸性のシャンプーで洗う。
- カラー後の髪のpHを戻してくれるシャンプーを使う
- パーマや紫外線、熱に注意する。
- カラーシャンプーを使う
- ちゃんと乾かして寝る
いろんな方法がありますが、日頃のケアを少し見直すだけでも結構違いが出てきますよ。
是非お試しあれ。
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