こんにちは。関西で美容ディーラーをしている長谷川(はせけん)です。
これはある一人の若者が出会った不思議な「手紙屋さん」とのお話。
「欲しいものはお金を払って手に入れる」
そんな世の中で当たり前として考えられていることに対して
「物々交換」
と説く。
「自分に向いている職業を探す」
誰もがそれを願って就職活動をすることに対して
「自分の才能を開花させるチャンスを失う」
と説く。
考え方が独特で面白いですよね。でもね、この話、最後は涙で前が見えなくなりますよ。
「手紙屋」は読み終わると人に贈りたくなる本
初めはゆっくり読み始めるんです。就職活動で悩んでいる学生の何気ない話から物語は始まる。
「手紙屋」との出会いでこの主人公が変わっていく成長を、まるで自分のことのように体感すると思います。
それだけ、この本が伝えてくれるメッセージは深くて広いです。
小説なのに折り目もつけたし、線もたくさん引きました。
なぜなら、そこに自分にとって必要な気づきがたくさんあるから
私は本を読むときはいつも決まって線を引いたり折り目をつけたりします。
もう2度と古本屋に売れなくなるパターンです。
(昔古本屋で買った本はめちゃくちゃ線引いてたやつあったけどね(笑))
でもね、読んでるその瞬間に自分の心が感じたことをそのまま残しておきたい。
そんな気持ちで自分の軌跡を本に記しています。
そうするとね、読み返したときに面白いことが起きるんですね。
読み返してもやっぱりね、おんなじところで「ここいいな~」ってなるんです。
3回目になると、その部分だけダイジェストで読んだりします。
自分の中に本の内容がしみ込んでいく感じになります。
「手紙屋」は線と折り目でいっぱいになりました。
そして、読み終わった後にぱっと人の顔が浮かんだりするんですよね。
あ、あの人にこれ読んでもらいたいなっ!
となるんです。
悩める人の元へ旅をした「手紙屋」
つい最近私の元から旅をしていた「手紙屋」が返ってきました。
いつも本を旅に出す前には、正直読んでもらえるかどうかは五分五分だろうなって思って見送ります。
やっぱり本は自分で買うほうがいいし、人から借りたものって読まないことが多いもんね。
今回の旅の行き先は、まだ新人の女性の理容師さんでした。
社会人なり立てで、まだ右も左もわからない。自分がしたいこともあんまり明確じゃない。
そんな彼女の元へ旅立ちました。
理美容師さんはいろんなことで悩む方が多いです。
特に美容業界は離職率がとっても高い。
厚生労働省のデータでは、美容師の離職率は1年で50%、3年で80%、10年で92%となってます。
3年で80%です。驚きますよね。
私もこの業界に10年以上いるので何人も見送ってきました。
手荒れや仕事内容にと理由は様々。
なかにはスタリストになるために10万円以上もするハサミを買ったばかりという人もいました。
人と比べたり、もっといい環境を求めたり、違うことがやりたくなったり…人生にはいろんなことがあります。
そういう私も葬儀屋から美容業界への転職組なので、「変えたい」っていう人の気持ちはめちゃくちゃわかります。
でもね、表面上で判断しないでほしいなって思うんです。
いろんなことがあるけど、それは意味がないことなのかな?本当にその選択でいいのかな?
人生ってめちゃくちゃ悩む時ってあるよね。
そういう時は視野が狭くなりがちやけど、だからこそいろんなことの大切さに気が付いてほしいな。
だからね、この「手紙屋」っていう本は、そんな悩みに対してストレートに響くんやろうなって思います。
仕事や就職、転職で悩む人の元に届いてほしいなと思う本、それが「手紙屋」です。
戻ってきた「手紙屋」は手紙を受け取っていた
少し旅に出ていた「手紙屋」は、すき間に白い紙を抱えて帰ってきました。
そこには、この本を受け取った新米理容師さんが、これを読んでどう思ったかという感想や自分の思いが手書きでつづられていたんですね。
何を感じてどうしたいのか。そんな思いがこもった文章は読んでいてなんだか涙が出そうになった。
あ~なんか…何かしらちょっとでも役に立ったんやな。
純粋にそこがうれしかったな。
理容や美容の仕事は本当に尊いし、人の人生に触れて寄り添えるかけがえのない仕事。
だから、人と比べず、自分の考えを持ち、この「手紙屋」の主人公のように成長してほしいなって思います。
そして喜多川泰さんのファンになっていく
実は驚いたのはそれだけじゃなくて、この新米理容師さんが「喜多川泰」さんのファンになっていたことでした。
この本もオススメやと思うよ~!
あ、私それ読みました!めっちゃいいですよね。
私も旅したいなって思ったんです~。
今はこれ読んでるんですよ!!
マジかっ!!それ僕もまだ読んでないぞっ(笑)
なんてことが起きました。すごいですよね。
でもこうなると本当にめちゃくちゃうれしいですよね。
もう気持ちは最高ですっ!!
喜多川泰さんの書籍はどれも読み終わると心がポカポカするし、人として大事なことに
気づかせてくれるので、大好きです。
本当に人に贈りたくなる本です。もしかしたらあなたにもいつか届くかも??
喜多川泰さんの本、よければ手に取ってみてくださいね。
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