こんにちは。関西で美容ディーラーをしている梅田美容商事㈱の長谷川です。
もうかれこれ15年ですよ。
そう思うと、この業界に入って結構経つよなぁって思います。
それだけ自分も歳をとったってことですよね。
これだけ長い間、この業界にいるともうそれはそれはすごい数の美容師さんと出会ってきました。
ほんまにいろんな人と出会ってきたよな~。
通勤の電車で景色をぼーっと眺めながら、そんなことをこれまたぼーっと考えてました。
色々と考えてたら、ふと思ったことがあったんですよね。それは、
「自分やったらこういう人に担当してもらいたいな」って思う美容師さんって結構共通してるよなってこと。
これね、確かに共通する部分あるんですよ。
お話をしていて、あ~こういう人に担当してもらってるお客さんは幸せやろなぁって思う美容師さん。
センスとかそういう話じゃなくて、もっと深ーい部分で「ここが大きく違うよな」っていうのがあるんですよね。
自分がそう感じる人は、実際めちゃくちゃ人気やし、何かのヒントになればいいなと思ったのでブログに書きました。
美容師さんに読んでほしいな。特に若い子!
こんな美容師さんが担当なら幸せだろうな。そう思える共通点は「心の在り方」
そうなんですよね。カウンセリングがうまいとか、技術がうまいとか、そこじゃないんやろなって思うんです。
もちろんそれも大事なポイントよ。でも、そこじゃない。そこだけじゃない。
そもそも話し方とか、方法とかそういう小手先でどうこうなるものでもない気がします。
やり方よりも「姿勢」。そこなんじゃないかな?
実際、僕がお話をして「この人に担当してもらってるお客さんは幸せだろうな」と思う美容師さんは、
技術がどうなのかとかカウンセリングがどのレベルなのかはそこまで詳しく知らないケースもあります。
実際、そう思う美容師さん全員にお客さんとして伺ったことはないですしね。
でも、不思議と売れるやろな。リピート率高いやろな。紹介多いんやろうな。
そういうことはわかります。そしてほぼほぼその通りです。
いったい何が違うのか。
それは、「心のあり方」なんやろうな。
シンプルすぎますかね?
でも本気でそう思う。
「親身になる」って言葉が1番しっくりくるかな。
そういう姿勢で行動や発言をしている人ってめちゃくちゃ魅力的やなって思います。
理由は単純。嬉しいからに決まってる。
だってそうでしょ?
自分がお客さんやったら嬉しいやん。
「寄り添う」とか、「提案する」とか、そういう部分だけを言うんじゃなくて、もっとでかいくくりでの話ですよね。
「自分のことに対してほんとに向き合って親身になってくれる」
これはでかいですよ。
話の伝わり方も全然ちゃうはずです。
本当に親身になって良かれと思って言ってくれる言葉って力を持ちます。
そういう力のある言葉って心に響きます。
心に響く言葉をくれたら嬉しいですよね。
悪い気はしないですよね。
僕はね、ここが最大のポイントやと思います。
あ、この人ほんまにお客さんにきれいになってもらいたいって思ってるんやな。
あ、この人ずっと先のお客さんの未来まで考えて本気で話してるんやな。
この人、ほんまにお客さんに笑顔になってもらいたい。そういう視点で動いてるんやな。
そういうのがめちゃくちゃ伝わってくる人。目先の損得感情を超越しちゃってる人。
こういう人は、「理想の美容師さん」やなって思います。
こういう人をきっとみんな探してる。
だから出会えた人はきっと幸せなんやろうな。
応援してくれる人がいたら勇気をもらえる。活力になる。
自分を本気で応援してる人なんてなかなかおらんでしょ?
1人でもそういう人がいたら元気になるやん。
明日も頑張ろうって思えるやん。
自分以上に自分のことを大切にしてくれて、自分のことを考えてくれる。
もうこれ、書いてて思いますもん。そんな人がいたら、幸せなことこの上なしでしょ?
客と美容師という普通の距離感よりも少しだけ近い。
「自分をわかってくれてる人」そういう人をみんな探してるんとちゃうかな?
実際、サロンをリピートする人の理由第1位は「自分をわかってくれている」でしょ?
わかってくれるっていうのは、髪質とか履歴とかそんな表面上の話じゃないと思う。
きっともっと深いよ、この言葉の意味は!
ふと会いたいな。話を聞いてもらいたいな。そう思える距離感こそ理想。
なんかいいことあった時、ちょっと落ち込んだとき、ぱっと顔が浮かんだりする人。
そういう距離感になれたら最高ちゃうかなって思います。
美容室は、リセットやリフレッシュをする場所でもあるから、気分がもやもやした時や落ち込んだときに髪も心も手入れしてもらう。
そして、私の応援団(美容師)に活力を与えてもらう。
そういうパワースポット的な感じになれば理想ちゃうかなぁ?
自分を軌道修正してくれたり、ただ悩みを吐き出す場所だったり…。
友達でもない。家族でもない。この絶妙な距離感だからこそいいんじゃないかな。
そういう内面を吐き出せる存在であり、自分に親身になってプロデュースしてくれる存在。
そんな美容師さんいたら最高ですよね。
理想の美容師は、「親身なる姿勢」がずば抜けている。
美容室は「カット」や「カラー」をするだけに行くわけじゃないんですよね。
髪が伸びたから…美容室に行きたいなって思うきっかけってほんまにそんな理由なのかな?
ちょっと気分が落ちたから…ちょっと変化が欲しいから…自分を変えたくて…明るい気持ちになりたいから…
案外、そういう理由だったりするんとちゃうかな?
カットもカラーも自分でやろうと思えばできるし、別に電車乗って高い値段のお店に合えていく必要もないですよね。
それなりに整えてくれたらええんやから。
だったら、なんで電車に乗ってまでして行くんやろか?
なんで、わざわざ家のすぐ横に新しく美容室ができたのに、それを素通りして高いお店に通い続けるんやろか?
美容室は「技術」だけを買いに来てるんじゃないんやでってことですよね。
僕が出会った「理想の美容師」さんたちは、「親身になって」「愛情深くて」「損得感情で動いていない」。そういう人たちでした。
人柄って会話している時の言葉や表情、空気ににじみ出るもんやなってつくづく思います。
これ本心で言ってないな。愛想笑いやな。損得勘定のそろばんたたいてるな。
そういうのって不思議と伝わるもんです。
人柄、磨いていきたいですよね。
僕は、理想の美容師像のキーワードは、「親身になる」だと思います!
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