あけましておめでとうございます。
関西で美容ディーラーをしている梅田美容商事㈱の長谷川です。
2021年になったというのにまた「非常事態宣言」です。勘弁してくれ…という声が聞こえてきそうですね。
1年後には終息していてほしいですが、そう楽観視もできない今、美容業界はどう変わっていけばいいんでしょうか?
こんな今だからこそ、「美容師は〇〇だから」という固定概念をすてていくときなのかもしれません。
暗い話をしていても仕方がないですよね。悪いことが起きたときはその出来事のいい面も見たい!
美容師としてどうありたいか…これからどうなりたいのか…そこを今問われているのかもしれませんよね。
どうして美容師になったの?
美容師になってどんなことが体験したかったの?
お客様にはどうなってほしいの?
こういう質問を自問自答して、本来自分が1番やりたかったことをする美容師さんが、きっと輝いていくんだろうな。
美容ディーラーの仕事って本来は、モノを売りつけるんじゃなくて、美容師さんを応援する仕事です!
キラキラ輝く人を全力で応援したい!
これから美容業界はどうなるのかな?ちょっと自分なりに予想してみました。
美容師の枠を超えた「なんでも相談屋さん」が登場する。
今でもこの兆しは出てきていますが、「美容師=カットをする人、デザインを作る人」という枠組みから飛び出す人がもっとたくさん出てくると思います。
実際、美容の仕事以外の資格を取ったり、自分の得意なことを美容の仕事にくっつけて独自化をしている人はめちゃくちゃ成功しています。本当にみんなと同じ美容室ですよね?って突っ込みたいぐらいびっくりするほど突き抜けていきます。
- 頭皮やお肌のことだけじゃなく、食事や睡眠の相談もできる。
- 髪だけじゃなくファッションなどトータルコーディネートの相談に乗ってくれる。
- 薄毛、脱毛のことだけじゃなく、自分の気持ちにも共感してくれる。
こういう人って替えが効かない唯一無二な存在になれるし、頼れる存在になります。
「髪をやらなくても行きたくなる美容室」
独自の価値を持ったこういう頼れる美容室が増えそうな気がします。
ちょっと前寄ったから顔出してみてん。
そんな風に言われる美容室最高じゃないですか??ワクワクしますよね!
SNS、専用アプリ、電子カルテ、情報を制する人はファン化が加速する
コロナでおじいちゃんおばあちゃんでもオンラインで電話をする時代が来ました。
うちはそんなお客さんおらんから…なんて言ってると間違いなく置いて行かれます!
私の70歳になるおばあちゃんもLINEのテレビ電話はできます。
電子カルテなんて…SNSなんて…アプリなんて…といっているとあっという間に時代は変わっていきます。
コロナで感じたこと。
それは「スピード感」ですよね。対応の早さじゃないです。
変わることの早さです。
ガラケーがスマホに変わったように、そろそろ変わるタイミングなんだと思います。
POSがない。予約はポータルサイトしかない。SNSはやってない。
2021年はここからきっと脱却するチャンスだと思います。
SNSでこまめにやり取りしたり、LINEでクーポン発行、ネットで予約、カルテは電子化で周期もこまめにチェック。毎回写真でスタイル保存。紹介した側された側も逃さず通知でお礼。
もちろん来客時は、SNSでのやり取りの内容からスタート。久しぶりなんて会話が生まれない関係性。
こんな美容室、これから絶対増えます。
お客様からしたら、距離感が近くてよくわかってくれて、さっと予約を取れるお店なんてめちゃくちゃ便利ですよね。
完全キャッシュレスサロンが登場する
顧客のためでもあり、従業員のためでもあるキャッシュレス化。
これは他業種ではかなり浸透している文化ですし、ニューヨークでは町中のカフェでも地下鉄の券売機でも、「card only」というところがありますよね。
キャッシュレスになると、釣銭を用意する必要も、レジ締めに手こずることもなくなります。
お客様もカード払いなら…といろんなことに挑戦しやすくなります。
「cash only」 ならぬ 「card only」
これからきっと増えるはずです。
もうお金は「電子化」への道が加速しています。
PayPayやったことないわ~という人はぜひやってみましょう!
「よーわからんけどやってみた」それでいいんです!!
何でもまずやってみる。トレンドを追いかける美容の仕事なのでトレンドにはどんどんのっかって楽しんでほしいなって思います。
スキンケアは当たり前の時代に
「美容室では化粧品も売っている。」
これを知らない人は世の中にはまだまだたくさんいます。
でもここ数年できっとこれが変わります。
いいものはいい場所で買える。しかもちゃんとしたウンセリングもしてくれる。
コロナで一見さんへのカウンセリングが難しくなった今、美容室という信頼関係のベースがある環境での
化粧品販売はきっと注目されると思います。
事実、10年前、私が美容業界に入ってきたときと比べると、化粧品参入のメーカーはものすごく増えました。
天下のMilbonさんも化粧品を取り組む時代です。
きれいを叶えるためのツールとして、美容室が化粧品を取り扱うのは、ごくごく自然な流れですよね。
情報があふれる世の中、間違った情報も多いです。
信頼関係のある美容師さんから入ってくる情報って、めちゃくちゃ貴重だと思いませんか?
インナービューティーがいよいよ本格化
化粧品まできたら最終的にはここですよね。これも自然な流れです。
「きれいは内面から作られる」
髪も肌も食べ物の影響を受けます。
健康的にきれいに生きるためには、口に入れる栄養源は大切です。
定期的に顔を出すお店でカウンセリングしてくれて、健康のアドバイスまでしてくれる。
これで病院不足の日本も安泰??ってのは言い過ぎですけど、全国に22万件もある美容室がそうなれば、日本は絶対変わります!
あなたは人と人との縁をつなぐ待合所。
美容室は実にたくさんの人が来ます。それも一回きりではなく何度も顔を合わす関係性です。
これってね、本当にすごいことなんですよ。
「あのこ、こんなに小さいときから知ってるねん」
「就活してるとき、あんなに大変やったのにもうお母さんになるんやね」
「まさか成人式だけじゃなくて結婚式まで私が担当できるなんて…」
美容師さんならこういう経験ができますよね。
このつながりってすぐに手に入れれるものじゃないんですよね。
このすごさを知ってほしいんです。
その信頼関係って他の誰かが大金はたいてでも手に入れたい代物なんですよね。
お金で「信頼」は買えません。
お客さんが何かで困った時、あなたのその人脈が役に立つかもしれません。
美容師さんは、人がたくさん行き来する通りにある待合所みたいな存在かもしれません。
ちょうどいい距離間だからいいんですよね。友達にも身内にも言えないことが言えたりする場所です。
美容師さんの存在意義が変わっていく時代が、もうそこに迫っている気がします。
デザインを作る場所から人が集まる場所、縁をつなぐ場所、町の寄り合い、コミュニティ、なんでも相談室に…。
やりたいこと、やりましょ!
あなたが1番楽しめる場所にすること。
新規よりも常連さんこそ大切にすること。
常連さんがもっと居心地よくなる場所にすること。
2021年、美容室大変革の年、開幕です!!!
勝手にめちゃワクワクしています!!
予想は全部、私見ですけど(笑)
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