こんばんは。関西で美容ディーラーをしている梅田美容商事㈱の長谷川です。
最近は「髪質改善」という言葉が美容業界ではメジャーですね。
髪質改善、質感チェンジ。
クーポンサイトでもよく見ます。
マツコデラックスさんの番組で「髪質改善」という言葉が取り上げられたから余計に人気になってるのかな?
これが人気になってる理由は
- 日本人はくせ毛で悩んでいる人が多い。
- でも、縮毛矯正はしたくない人が多い。
- 美容師側も新しいメニューを求めている。
この3つじゃないかな。
その「髪質改善」っていったい何をしてるのかな?
メリットは?デメリットは?
難しい話は無しにしてわかりやすく解説してみました。
「髪質改善」メニューは酸熱トリートメントという手法を使うことが多い。
髪質改善といっても抽象的過ぎてイメージが難しいですよね。
どう変えるの?何が変わるの?トリートメントなの?パーマなの?矯正なの?
よくわかりませんよね。
髪質というカテゴリで日本人のもつ1番の悩みは、くせやうねりですね。
だから髪質改善というと、このくせやうねりを取ることを指すケースが多いです。
髪質改善というより、「悩みの種になってるそのくせとうねりおさめますトリートメント」というほうがわかりやすいかな?
これを縮毛矯正ではなく、酸性の成分と熱で改善する手法が「酸熱トリートメント」というわけです。
他にも髪質改善の商材はあるけど、今一番メジャーなのがこの「酸熱トリートメント」なんですね。
髪の毛は弱酸性。傷むといわれてるカラーやパーマ、ストレートは全部アルカリ性です。
アルカリ性になるとキューティクルが広がって引っ掛かりの原因になったり、髪の中身が抜けて傷んだりするんですね。
酸熱は酸性なので、そうなることがないんです。傷みが少ないに越したことないよね。
ということで今注目されてるっていう感じです。
美容師にもお客さんにも人気で、今フィーバーしてますね。
なぜなら、酸熱トリートメントはかゆいところに手が届くちょうど間のメニューだから
ちょうどいいメニューなんですよね。
縮毛矯正まではしたくない。髪を傷ませたくない。でもトリートメントじゃよくならない。
ん~なんかちょうどいいのないの?
そんな複雑な悩みを抱えてる人には「酸熱トリートメント」はドンピシャなんですよね。
髪がいたむことが少ない。でも髪の悩みは改善できる。おまけに縮毛矯正ほど値段も高くない。
え?めっちゃいいやん、これ!という感じですね。
例えば、髪は傷めたくないけどうねりやくせを伸ばしたい人なんかは最適
白髪染めを繰り返している人でクセが気になってる人なんかは結構切実ですよね。
ヘアカラーは絶対外せないけど、気になるクセやうねりも伸ばしたい。
でも、両方やると髪がめっちゃ傷むのはわかってる…。どうしよう…。
こういう悩みを持つ方はきっと多いと思います。
そういう人には本当に最適だと思います。両方叶えることが可能です。
できるだけ自然な感じで髪質を変えたいという人にもきっとオススメです。
いったい髪の中で何が起きているの?
縮毛矯正でないなら髪でどんなことが起きているのかな?って思いませんか?
本当はかなり複雑な化学反応が起きているんですが、そこは省きますね。
違いをしるためには、まず縮毛矯正の仕組みもお話する必要があります。
縮毛矯正でやってること
- ずれている髪の毛のつながりを切り離す。
- アイロンでまっすぐに伸ばす。
- 伸ばした状態でまたつなげる。
この3つの工程を行っているのが縮毛矯正ですね。
酸熱トリートメントでやっていること
①髪の毛に「グリオキシル酸」というものが含まれたクリームを塗る(これがミソです)
②グリオキシル酸が髪の毛の中の「セリン」というアミノ酸とくっつく
③それを一定温度以上の熱で定着させる
かなりざっくりいうとこの3つの手順を踏んでいるのが酸熱トリートメントです。
切ってつなげるんじゃなくて、もともとの髪に新しい橋(つながり)をたくさんかけて、
髪をググっとまっすぐにさせていくイメージです。
元の髪の毛の中身をいじっていないのがポイントですね。
酸熱トリートメントのメリットは?
- 何といってもダメージレス。
- 髪がしっかりする。
- もちがいい。
メリットは大きくこの3つかな。
どれもお客様の立場で見ると魅力的ですよね。
他にも施術の時間が縮毛矯正より少しだけ短い点や、縮毛矯正よりやや安価なメニューであることも
pointかもしれません。
じゃあデメリットは?こんな人は酸熱トリートメントを使った髪質改善はNG
- カラーしている人は色がかなりとれる。
- パーマ、ストレートとの相性が悪い
- 髪が太くしっかりしている人には向いていない
この3つに関しては要注意点です。
酸と熱を加える特性上、色落ちはどうしてもしちゃいます。
カラーをする場合は、酸熱トリートメントの後のほうがいいです。
逆に昔のカラーをキャンセルするにはうってつけかもしれません。
そして、髪の中にもともとなかった橋をたくさんかけている特性上、パーマやストレートとは相性が悪いです。
両方とも、髪の中のつながりを切ってずらしてつなげる作業をするのですが、つながりを切ってもかかってる橋はしばらくとれないので、ずらすことがなかなかできません。
だから、やってみてもうまくかからないという結果になるんですね。
酸熱トリートメントをやる予定の人は、パーマやストレートはしばらくしない人がオススメです。
あと、あくまで質感を変えるトリートメントなので、髪がもともとしっかりしている人は、髪が硬くなったなと感じますし、強めのクセを伸ばすことはできないんですね。
縮毛矯正するほどでもないけど、このクセ何とかしたいな…という人向けなんですね。
縮毛矯正?酸熱トリートメント?どっちがおすすめなの?
曖昧なカテゴリなので悩みますよね。
縮毛矯正が向いている人
- とにかくちゃんと伸ばしたい人
- クセが強い人
- 結構長持ちしてほしい人
酸熱トリートメントが向いている人
- クセは強くないけど広がってしまう人
- 長持ちするトリートメントがしたい人
- ハイダメージ毛の人
という感じかな?
どちらにもそれぞれの良さがあるので、自分はどっちかな?というのを美容師さんと相談するといいかもしれませんね。
髪質を本気で改善したいのなら、実は毎日使うものを変えることが1番近道かも!?
日本人は圧倒的にくせ毛の人が多いです。
それで悩んでいる人もそれだけ多いのが現実ですね。
そのくせ毛は生えてくる髪の毛の中身のバランスや毛穴の形が原因といわれています。
分け目ができてしまったり、変な方向にはねてしまうという悩みの原因の多くは、髪の毛の立ち上がりが原因です。
髪の広がりうねりも水分バランスの崩れから起きてる現象がほとんど。(年齢的なものがある場合もあります)
それは、毎日のケアの仕方で結構変わるもんなんですよね。
それだけ毎日使うものって意外と大事です。
日々の積み重ねでも本当に驚くほど変わるもんなんですよね。
悩みを根本から変えていくなら使うものを変えてみることをおすすめします!
それが結局は近道だったりすることもあるんですよね。
美容師さんは、サロン専売品を使っている人と、市販品を使っている人はシャンプーをしたらだいたいわかるそうですよ。
すごいですよね。それだけ違うってことなんですね。
どんどん進化していく美容の世界にワクワクする!
昔は酸熱トリートメントなんてありませんでした。
縮毛矯正だってアイロンでやるようになったのは20年ぐらい前からです。
それまでは、板を髪に貼り付けるようにしてやっていたそうですよ。
3時間以上は余裕でかかっていたそうなので1日仕事ですね。
美容の技術は日に日にどんどん進化しています。
これからどんなものがでてくるか楽しみですね!
悩みを解決して、みんなが自分のヘアスタイルを自由にたくさん楽しめるようになればいいなって思いますね。
髪型は自分を表現できるツールであり、何回でも変えれる場所です。
いろんなスタイルを楽しんで自分を表現したいですね。
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