こんばんは。関西で美容ディーラーをしている梅田美容商事㈱の長谷川です。
あなたは自分をさらけ出せるタイプ?
それともきれいな自分でいたいタイプ?
さぁ、どっちでしょう?
唐突にこう聞かれたとき、自分をさらけ出せるタイプの方は一瞬で返事をしてくれる気がします。
でも、逆の人も多いですよね。
私はめちゃくちゃきれいでいたいタイプでした。
恥、かきたくないよね。
笑われるの嫌やん。
ダメなところ見せたくないよね。
なんやがっかりやんって思われたくないもんね。
そんな生き方をずっとしてきていたなと今振り返ってみても思います。
同じような人いるかな?
恥かくのが嫌だから「カラオケ苦手で…」とか言って人前であんまり歌いたくない人!!
(これは私のことですね笑)
そういう人に見てほしい映画があります。
人間らしさを感じさせてくれる映画「人間失格」
小栗旬主演のあの映画ですね。
やっと見ました。
いいよいいよといわれていたのに、なんかタイトルが衝撃で食わず嫌いというやつでした(笑)
人間を失格ですからね。インパクトありますもんね。見るのに勇気がいるよなって思ってました。
Amazonで見ようかと思ったけど、500円かかっちゃうので近くのGEO行って無料クーポン使って借りました。
今はみんなネットで何でも見れるので、レンタルショップで借りる人も少ないと思うけど、レンタルしたDVDってなかなか見ないよね。あれ?これは自分だけかな?
結構ぎりぎりまで見なくて、返却日の前日になって慌ててみる。
私はそういうタイプです。
今回も返却日前日の深夜から見始めました。
この映画は…何だろう。
きっとどろどろしていたんだろう。
ハッピーエンドではなかったんだろう。
なかなか濃い内容だったんだろう。
でもね、見終わったときの印象は全く悪くなかったんです。
不思議。なんかもう一回見たいかも…そう思える作品。
あの天才って言われていた太宰治でも、こんな感じだったんだ。
何だろう?親近感のようなものを感じる作品でした。
どうしようもないのになぜか共感している自分がいる
映画を見てるとね。太宰治って本当にどうしようもないんですね。
奥さんいるのに愛人がいて、愛人から赤ちゃん欲しいって言われたら「わかった」って言っちゃう。
しかも、「頼まれたからしょうがない」って人にいっちゃう。
しょうがないじゃないでしょ!!本気でどうしようもないやん。
映画を見ていて突っ込みたくなるけど、そこは見事に映画内の役者さんが代弁してくれます。
本当にだらしないけど執筆した作品は大ヒット。酒にたばこに女に…自殺未遂。
どうしようもない…でもね、その気持ちの弱さっていうのかな?
そこになぜかめちゃくちゃ共感してました。
わかったらあかんのかもしれないけど…なんか…わかるな…。
この人の弱さ…酒をあれだけ飲んで騒ぐ気持ち…苦悩する姿が本当に人間臭くていいなって思ってました。
おまけに最後の愛人との入水自殺だって「やっぱり生きよう」と直前で言いだしている。
映画を見終わって調べてみると、実際川に落ちるときに下駄で踏ん張った後があるし、滑り落ちるときに何かにつかもうと崖に手をやっていた跡が残っていたと記録に残っていました。
本当は直前に死にたくなくなったのかな?
なんかそういう部分をみても実に人間臭くていい。
映画はほんと細かいところまでくみ取って映像にしているなって思いました。
人ってホントは不器用
人って本当はめちゃくちゃ不器用なんじゃないかな?
私自身は超不器用だったと思ってます。
いい格好したい。きれいな自分でいたい。恥をかきたくない。
世間に対してめちゃくちゃ防御してます。もう鉄壁です。なんか笑っちゃいますよね。
攻める要素ゼロかい(笑)
だからこそ、弱さを全開でさらけだしている太宰治に共感するんだろうな。
本当はこうだよねって思うのかも。
太宰治は自分の子を出産した愛人から、会いに来るという手紙が届いた時も、めちゃくちゃ苦悩しています。
なんでだよ…もう話は終わっただろう…どうしよう…どうしよう…
この苦悩するシーンがなんか妙に人間っぽくていい。
しかも、手紙をみて苦悩している場所は別の愛人の部屋ですからね。もうカオスですよね(笑)
さらけ出す勇気を持てば本当のつながりがうまれる気がする
人って弱みを見せたくないものです。自分はずっとそうだったなぁ。
映画一つ見るだけでなんかめっちゃ天才で果てしない雲の上の人って感じだったのが、妙に親近感がわく存在に変わる。
これを「共感」っていうのかな?なんでこんなにずっとずっとこの作品が人気なのかがわかるなって思いました。
完璧なスキのない人って面白くもないし、人間味もないもんね。
なんかわかるな。
いい格好するのはやめて共感してもらえる人になろうって思える
もしかしたら、自分をよく見せようとするのは防御反応かもしれない。
もっと素の自分を出したいな。嫌われたらどうしようってまだ思っちゃう。
ほんまの自分はめちゃめちゃ自己中やで(笑)って思う。
妻が怒るのもよくわかる。妻の言葉にいつも耳が痛いのは真実を突き付けられるから。
まだまだいい格好しようとしている自分がいるなって自分で感じます。
だからもっと共感してもらえる素の自分を出したいな。
まだまだ隠し持ってるよ。まだ30%ぐらいしか世間に素を出してない気がする。
「恥の多い生涯を送ってきました」って笑って話せる人になろうっと!!
色とお花で四季を感じさせてくれるので、写真好きは別の意味でもテンションあがる映画。
この映画、写真好きはきっと反応すると思う。
監督があの「蜷川実花」さんです。ヘルタースケルターとかは見たけど、今回はノーチェックやったなぁ。
正直、映像が本当にきれい。季節の演出とか撮り方がほんとキレイ。
作品の内容度外視で、場面が見たいがために何回も巻き戻して再生してました。
(今はDVDとかネットやし巻き戻すなんていわんのかな?みんななんていうんかな?)
こんなシーンとか最高やんね。
これ大阪城公園なら撮れるかなぁ…いいなぁ。最高やなぁ。
そんな風に思いながら見てました。
あー写真撮りたい!だれかモデルになって(笑)
カメラ欲が沸き立ちますね。
また見たくなるクセになる映画でした。
恥を恐れずにどんどんいこう!!
私のように人前でいい格好したがる人は必見です!!!
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