こんにちは。関西で美容ディーラーをしている梅田美容商事㈱の長谷川です。
最近面白いお話を本で読んだんですよね~。
それは、「WHAT」より「WHY」が大切なんだよというお話。
えーっと…英語の授業?ではありません。
これは人の心の動きについてのお話。
何をするにしても、買うにしても「理由」ってありますよね。
これって結構大事なことのはずだし、自分たちが行動するときって必ず何かしら「理由付け」をして行動してますよね。
でもね…でも!!
いざ、自分が人に何かをお願いするとき、この大切な「理由」をつたえることを忘れちゃうんですよね。
今回は、そんな理由付けのお話。
結論、人は「理由」がないと動かない。以上!
いきなり結論ですか!!って思うかもしれないけど、この結論だけ聞いて納得した人、いるはず!!
理由もわからないのに「これやれ」「それやれ」って言われても困惑しますよね。
理由がわからないと、行動するにしても困惑します。
これは何のためにやってるんだろう??
これ、なんで言われたんだろう?
そして、それは愚痴になったりもします。
なんで俺がこんなことやらなあかんの…。
なんであんな言われなあかんの…。
なんで?なんで?…
理由、自然と求めてますよね。
人間ってそういう生き物なのかもなぁって思います。
納得できてないのに頑張れない。
腑に落ちていないのにやる気は出ない。
そういうのって当然なのかもしれませんよね。
なんとなく、心当たりありますか?
人って理由がわかって、納得して腑に落ちて初めて行動するのかも!!
何となくそう思います。
本能で動いて、あとから理由をつける場合だってある。
僕が読んだ本では、みんな「WHAT」を語りたがるけど、人が動くのは「WHY」の部分なんだよと書いていました。
なんなら、本能で動いて、あとから自分に理由をつける場合だってあるんだとか。
バーゲンで安かったから思わず衝動買いしたけど、自分へのご褒美でいいよね♪
まさしく、これですよね(笑)
「WHAT」(何を)より「HOW」(どうやって)よりも「WHY」(なぜ)。
ここが行動の原動力になるのは、人の脳の作りが関係しているんだそうです。
理論的な思考をつかさどる大脳の外側部分の大脳皮質が「WHAT」「HOW」。
本能的な思考をつかさどる大脳の内側部分の大脳辺縁系が「WHY」。
本能に直接訴えかけるから、行動する。なるほど!なんか妙に納得!!
そう思いませんか?
これを「ゴールデンサークル理論」っていうそうです。
僕は、この話を聞いていて、あ~僕は大脳辺縁系メインで生きてるかも…って思ってしまいました。
直感ですぐに動く。まさに大脳辺縁系!!
何かを提案するとき、何かをお願いするとき、「何を」よりも「なぜ?」を語ろう。
美容室の場合は、ヘアケアやカットのポイントなどでここを意識すると結構伝え方も変わりますよね。
何をしたらいいのか?どうやったらいいのか?
いやいや、そこじゃないんです。
それよりも、「なんでそれをしたほうがいいのか?」
納得してもらえるように「WHY」のお話をどれだけしているのか?
どうやって乾かすか?そのカットは何がポイントなのか?
いやいや、そこよりも、「なんでそう乾かすのか?」「なんでそのカットはそこがポイントなのか?」
ね?なんでっていう部分って結構重要でしょ?
物の良さや、技術の良さよりも「なんで?」の部分。
どれだけお話してますか?
改めて考えるとすっごく大切だなと思うのに、ついついうっかり忘れちゃう。
そんなもんですよね。
何でもないようなものも、「理由」を知ると見え方が変わる。
何でもないようなコンビニスイーツ。
でも、そのスイーツだって「なんで作られたのか?」という開発の想いを聞くと、何倍も魅力に感じてきたりします。
「理由」がわかると、「魅力」が変わる。
人って本当にそういう部分に惹かれる生き物なんだなって実感します。
なんで美容師になったの?
なんで今のお店にいるの?
なんで一生懸命練習してるの?
なんで、そのハサミを買ったの?
なんでそんなにシャンプーを勧めるの?
なんでカットモデルになって欲しいと私に言ってきたの?
なんでシャンプーでかゆいところないですか?って聞くの?
なんで?なんで?
どんな小さなことでも何かしら理由がありますよね。
それ、伝えてる??
あなたの「WYH」を語ろう。
僕は、この「WHY」の部分をつたえるのがホント下手でした。
そこまで言わなくてもわかってくれるはず。
何をどうやって…っていうほうが大事でしょ!!ってずっと思ってました。
自分は直感派やのにね(笑)
結論をいうと、言わなくてもわかってくれるなんてのは傲慢ですよね。
家族間でも意思の疎通が取れずに喧嘩するんですから、他人なら尚更ちゃんとお話をしないとだめですよね。
自分の行動に対して「WHY」の部分をどれだけちゃんと伝えてますか?
ここをしっかりと丁寧に話すだけで、相手への伝わり方ってきっと変わるはず。
それと同時に、相手の「WHY」にもちゃんと目と耳を傾けること。
ここがわかれば、変な誤解や衝突は減ると思う。
人は理屈じゃなく、本能で行動する生き物。
理屈は後でどうとでもできるので、屁理屈なんて言葉が生まれるんですよね!屁ですよ、屁(笑)
昔の人って表現ほんとうまいよね!!
あなたの「WHY」も是非発信してくださいね♪きっと変わるから!
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