1度かけたパーマはだんだん取れていきます。
これはどんな人でも共通していえることですね。
その取れるまでの期間はかかり方でも変わってくるんですね。
その具体的な目安って知ってますか?
パーマはウェーブの種類でどれくらい持つかだいたいわかる
パーマはかかり方によって4種類に分けることができます。
英語のアルファベットで例えるんですね。
- しっかりかかるのが「S」
- ふんわりめが「C」
- ゆるめが「J」
- パーマとれかけが「I」
です。
なんとなく、アルファベットの形のまんまなのがわかりますか?
イメージしやすいでしょう?
「Sカールでかけてください。」
「SよりもCぐらいでかけてほしい。」
こんなことを美容師さんに言えば、きっと美容師さんは驚くと思います(笑)
だいたい基準としていうと
Sカール⇒2カ月ぐらい
Cカール⇒1か月ぐらい
というのが定説かなと思います。
S ⇒ C ⇒ J ⇒ I
という感じでだんだん取れていくんですね。
しっかりかけたらその分長持ちするけど、クリクリにするよりも自然な形であてて
こまめに手入れしていくのが今の主流になりつつありますよね。
だからこそ、直後の質感やニュアンスが大切になってきてるんですね。
パーマで1番よくある失敗は「あたりすぎ」です。
私も経験ありますが、これはかなりブルーになります。
だからこそ、パーマはカウンセリングが命なんですよね。
さて、そのパーマですが、なぜ取れてしまうのでしょうか?
パーマが取れるのはキューティクルが関係している
パーマは髪の結合が関係しています。
髪の結合のお話はこちらを参考にしてくださいね。
盲点になっているのは「キューティクル」なんですね。
どれだけ中身が変わっても、キューティクルも同じように変化しているわけではないんですね。
キューティクルはうろこ状になっているので、ウェーブを付けると、内側は圧迫されて押しつぶされたような感じになるのですが、外側は逆に伸びて浮き上がったような状態になります。
少し無理をしている状態になってるんですよね。でも髪の毛はどんどん伸びてきます。
根元の髪はもちろんパーマがかかっていないのでまっすぐに伸びようとしますよね。
だからキューティクルもそれに合わせても戻ろう戻ろうとするんですよね。
この運動が毎日毎日繰り返されるので、だんだんウェーブは取れていくんですね。
特に髪は濡れている時はデリケートなので、ここで引っ張ったり伸ばしたりすると、
どんどん取れていきます。扱いが大事なんですね。
しっかり長持ちさせるためにもケアをしていきたいものですね。
おまけ:パーマのウェーブをきれいに出す乾かし方とは?
シャンプー後の濡れた髪はきれいにウェーブが出るのにドライヤーをかけるとだれちゃう。
こんな経験ないですか?
これは髪がもとに戻ろうとする「水素結合」の力が働いているからなんですね。
特にもともと直毛の人であればあるほど、まっすぐになろうとする力が強いので、乾かしたときのダレを感じやすいかもしれません。
髪を濡らすとウェーブが戻るのは、濡らすことでパーマで作ったS-S結合のクセが戻るからなんですね。
じゃあどうすればいい?
下から持ち上げて乾かすだけ
難しいことをする必要はなくて、下から持ち上げて乾かすだけでOKなんですね。
具体的に言うと、下から持ち上げて手のひらでウェーブの形を作って髪を乾かすだけです。
え?それだけ?
はい、それだけです!
これをするだけでめちゃくちゃ変わりますよ!
この乾かし方をするだけで、水素結合の元に戻ろうとする力がなくなるんですね。
ウェーブのダレで悩んでいた人はぜひお試しあれ。
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