こんばんは。関西で美容ディーラーをしている梅田美容商事㈱の長谷川です。
最近は自分の書斎を持ちたいなと思って、時間があれば本を読んでいます。
本を読むことが楽しいって思えるようになるまで随分長い時間がかかりました。
本をどんどん読んでいきたいなというきっかけをくれた本のお話はこちらに書いてます。
そうやって本を読み始めて最近また1冊読み終わりました。
その本がこれです。
これを読み終えた時、なんだか目頭が熱くなり、母親の愛情を感じました。
10年かかって届いたメッセージ。
この本を受け取ったのは10年ぐらい前。
自分から希望して新卒で入った仕事のはずが、本当に辛くて泣く泣く退職したタイミングでした。
当時は、めちゃくちゃ落ち込んで、それこそ地の果てまで落ちていくほどに凹んでいました。
「こんなはずじゃなかった…」という言葉を頭で何百回も唱えていたような気がします。
せっかく大学まで行かせてもらったのに、すぐに退職して自分は何をしているんだろう。
これからどうなるんだろう。
みんなはちゃんとうまくやっているのにどうして自分だけこうなんだろう。
就活しながらバイトをしていた時に、バイト先の店長がちょうど就活中のスタッフに対して、
「お前もあんな風にならんように気を付けや」
と言っていたのを聞いてしまって、めちゃくちゃショックを受けたのを鮮明に覚えています。
そうやってすごくへこんでいた時、母親がそっと渡してくれたのがこの本でした。
なんて声をかけたらいいかわからなかったんだと思います。少しでも何かヒントになればいいな。
きっとそんな思いで持ってきてくれたんだろうな。
他にも斎藤ひとりさんの言葉とかを切り抜いた紙とか、たくさん僕にくれました。
でも、僕は当時はその気持ちを全く理解できてなかったと思います。
あの時は、自分のことしか考えていなかった。
せっかくいろいろしてくれているのに感謝もしていなかったな。
親の行動の意図を組まずに、こんなの今は見たくない。見る気にならん。
そんな感じで見ようとしていませんでした。
もうほっといてくれよって気持ちだったような気がします。
ちょっと残念過ぎますよね(笑)
本当に自分のことしか考えてなかったし、すべてが「当たり前」だったんだと思います。
何かをしてくれて当たり前。
子供だから甘えて当たり前。
イライラのはけ口は親。
本当に今思っても恥ずかしいです。
やるせない気持ちやくやしさを前面に出していたんじゃないかな?
プライドだけ高くて、自分の失敗を許せない。
幼かった自分が本当に情けないなと思います。
プライドは成長の邪魔をすることはあってもよく働くことってほとんどないな。
これは、今振り返ってみて思うことです。
自信のなさがそのままプライドの高さという形ででていたんだろうな。
虚栄心というやつですね。
ただただ、怖かったんだとおもいます。
人生は、最適なタイミングで最適なメッセージが届いているのかな。
あの時は、ぱらぱらっと見ることしかしなかった本を今何回も読んでいます。
松下幸之助さんの言葉の深さが、今はよく理解できるし、自分が理想とするところもここだなと思えます。
素直に理解できるんですよね。
愛嬌とか真心とか、今自分が大切にしたいことが本にはたくさん書かれていました。
10年です。
10年たってやっとメッセージを受け取ることができました。
親が自分のためを思って贈ってくれた気持ちが理解できました。
こんなに素敵な言葉や気付きを教えてくれようとしていたのに、僕は聞こうともしていなかった。
本当に申し訳ないなという気持ちでいっぱいだけど、今になってちゃんと届きました。
親の愛情ってすごいなって思います。
僕は父親とも不仲なままずっと生きてきたけど、その転機もほんの数年前にありました。
一旦考え方を変えたり、わだかまりを解消すれば、モノの見え方が変わってくるのを肌で感じています。
理解できていなかったことが理解できるようになる。
見えていなかったものが見えるようになる。
相手の気持ちを理解しようとするようになる。
この変化は想像以上に大きいものじゃないかな?
そして、こうやって変われてよかったな。気が付けてよかったなって思います。
そういう変化を経て、改めて本をまた手に取って読んでいます。
本当に最適なタイミングで最適なメッセージが舞い込んでくる気がしてなりません。
真心をもって愛嬌のある人生を歩みたいな。
きれいごとやんって思われるかもしれないし、口だけでまだ全然できてへんやんって自分でも突っ込みたくなるけど、真心とか愛嬌のある人生を送りたいなって思います。
そのためには、自分のことでいっぱいいっぱいにならないこと。
いつでも時間にも気持ちにもある程度ゆとりを持たせて日々を過ごすことを心掛けたいです。
心がすさんでくるときや、人と比べてもやもやしている時って、たいてい自分に余裕がなくなっている時です。
自信がないから人と比べる。
余裕がないから人にイライラもする。
不安が多いから愚痴が増える。
結果、笑顔が少なくなる。
こうはなりたくないですよね。
いつでも人の頑張る姿を応援できるようになっていたいし、人の成功を本気で喜びたい。
親や妻など身近な存在に助けてもらいながら生きてることを忘れずに言葉で伝えたい。
今はそう思います。
僕は優柔不断で結構いい加減なところがあるし、すぐにいい格好しようとします。
人前で自分を捨てることがなかなかできないタイプ。
おもんないやつって言われるタイプです(笑)
これもきっとまだまだ恥をかくのを怖がっていたり、いらないプライドを捨てきれてない証拠だろうなって思います。
だから、ちゃんと自分の弱さや欠点を自覚しよう。
そしてそれを見せていこう。
人間らしい部分ってきっとダメな部分とかに感じるものやし、なんでも完璧なんてロボットみたいになっちゃうから。
じわじわ変わっていきたいなって思っています。
自分の心に素直で、愛嬌のある人になろう
思ったことは口にしたい。
人柄って作るものではなくにじみ出るものだと思います。
出すのではなくあふれるもの。
笑顔だって作るんじゃなくてこぼれるものですよね。
あふれたりこぼれたりする感情が多い人が人柄がいい人なんだと思います。
一緒にいてホッとする人。
なんか相談したくなる人。
道を聞きたくなる人。
ちゃんと自分のほうを見て話を聞いてくれる人。
うんうんとうなずいてくれる人。
気持ちに寄り添ってくれる人。
そんな愛嬌のあふれる人を目指したいな。
松下幸之助さんの考え方や大切にしていることってものすごく道徳的で素敵です。
世の中のビジネス書って成功論とかであふれているけど、そんなHOWTOの本より、よっぽどためになる本だなって思います。
気にある方は読んでみてくださいね♪
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