こんにちは。関西の美容ディーラー長谷川(はせけん)です。
美容の業界に入って1番初めに思った疑問。
それがこの3つの違いですね。
リンスとかトリートメントとか一緒じゃないの?
違う違う。全然ちゃうんやで!
ん~?濃さとかの違い?
濃さどころか用途も違うよ!
リンスとコンディショナーは似て非なるもの。トリートメントは全く別物
それぞれ似てるように感じるけど大きく違うんですよね。
だからそれをわかって使うこと!
そこがとーっても大事になります。
リンスは質感が軽くて、トリートメントは重い…そういうもんじゃないんですよね。
それはまず言葉の語源を探っていくとわかります。
リンスは「すすぐ」という意味
「リンス」(rinse)とは英語で「すすぐ」の意味から来ています。
昔のシャンプーは石鹸に近いアルカリ性の成分だったので、シャンプー後に髪がバシバシになってしまっていました。石鹸で頭洗うと今でもなりますよね。
これを中和するため最後に酸性の水溶液(クエン酸等)で髪をすすぐ必要があったため、その習慣が由来となってるんですね。
だから、あくまで「すすぐ」ということがメインです。
髪の表面の滑りを良くして、静電気を防止する。
この役割が大きいんですね。大きいというかこれがすべてといってもいいと思います。
トリートメントは「治療する」という意味
「トリートメント」(treatment)は、英語で「治療する」という意味があります。
髪の傷んだ内部を治療していく意味合いでヘアトリートメントと言われるんですね。
だから、このトリートメントが作用するのは内部です。
しっかり髪の内部に入ってダメージの穴を埋める。
内部にしっかり入れる必要があるからトリートメントは付けた後、ちょっと時間を置くと効果が上がるっていわれてるんですね。
じゃあコンディショナーってなんなの?
当然、この疑問は出てきますよね。
結論から言うとと、このコンディショナーはトリートメント成分が少しだけ入ってるリンスです。
髪の表面付近のケアはしっかりできるけど、あくまでベースはリンスなので、基本手触り重視です。
摩擦や広がりを抑えるのか髪の治療をしたいのか用途で選ぼう
トリートメントは内部補修。
リンスは表面コート。
コンディショナーは表面コート+やや内部補修。
となるので、用途によって使い分けるとGOODです。
だからバージン毛の人や子供の場合は、リンスでも十分かもしれないということですね。
もし一緒に使うなら、
トリートメント⇒コンディショナー or リンス
の順に使いましょう。
おまけ:語源からわかること
リンスやトリートメントのように「語源」をたどるといろんなことがわかりますね。
例えば、「シャンプー」。
これもルーツをたどると、インドのヒンディー語の「チャンポー」が語源と言われています。
ヒンディー語の「チャンポー」は直訳すると、頭皮のマッサージという意味になるんですね。
つまり、シャンプーは髪を洗うことではなくて、頭皮を洗ってマッサージすることなんだとわかります。
美容師さんは、シャンプー時に頭皮をしっかり濡らしたりマッサージする指の動きを一生懸命習います。
頭皮のマッサージ、意識してみたいですね。
他にも美容師さんが使う顧客カルテの「カルテ」はドイツの医療の言語ですし、ルーツをたどると面白いですね。
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